2011-4-3
山内正敏
日本のトリプル災害発生以来、この3週間ニュースに張り付いてる状態です。私から言えるのは、私のような病気になった者ですら未来が明かるかったという事で、気の遠くなるような復興も、出来るだけ楽しく復興(リハビリ)する事が、回復の最大の薬だと思います。
そんな訳で、私に出来る事は『楽しいリハビリ』を続ける事ではないかと思い、(ニュースと春の日長で)睡眠不足気味の中を、相変わらず快調にリハビリ訓練しています。松葉杖にプールに自転車、スキー。
そのスキーですが、今年は秋口から厳冬が続き、秋のチャンスはおろか、目論んでいた2月もスキーが出来ず、そればかりか3月以降、今度は強風ばかりの日が続いて、今週末も出来ませんでした。結局、3月に出来たのは3回だけ(去年は7回)で、そのうち2回は試運転的なものだったので、本格的に滑ったのは4日前の水曜日だけです。しかし、それでもグラウンド3周(1000m余り)を55分と、昨年のベストを8分も更新して満足しています。装備は昨年と同じく『膝バンド+足首固定器+腰を介護にベルトで支えて貰う』の完全装備で、こればっかりは去年の今年で減る筈がありません。今の倍ぐらい速く滑れるようになったら、介護の補助か膝バンドを外す事も可能になるでしょうが、それはもう少し先です。
脚の方は松葉杖も快調で、両杖とも持ち上げたまま歩く訓練では、8の字4回歩く間に杖で支えるのが常時10回以下で、ベストではで支えるのが2回だけでした。しかも、今まではかなり集中しないと出来なかったのが、今ではラジオが耳に入る程に余裕を持って歩けるようになっています。平行棒に至っては、一度だけですが10往復を棒に無接触で歩き切って、『今夏』の目標をあっさりクリアーしてしまいました。また、交互に杖をついて歩く歩行では、廊下8往復(2.5km)を68分で歩き(3ヶ月前のベストが78分)、こちらも予想以上の進展を見せています。
ブールは一ヶ月前に初めてパーフェクトに(10回挑戦して10回とも成功)出来た3種目が、かなり頻繁に出来るようになってきていて、あと、1月に始めたメニュー(左右でそれぞれ10回ずつ)でも、右足だけ10回とも出来るように(左は4回がベスト)なっています。プールでは実は1年半前から一番深い所でランニングをしています。5〜6年前にやっていた『ジョギング』と違って、本格的な腿上げをハイピッチで5分以上続ける『1000m走』で、シャワーの後でも汗が出る程の激しい内容になっています。効果の程は分かりませんが、少なくとも訓練の後に爽快感が残るので、メインの訓練の調子が悪い時でも気持よくトレーニングを終える事ができて、こういう楽しみがリハビリ全体を楽しくしている気がします。この手の有酸素訓練は自転車訓練にも当てはまり、訓練が楽しいお陰で、こちらも順当に進展が見られます。
最後に例によって無駄話です。いや今回だけは無駄ではない積もりの話です。
先日、
『放射線への対処』
でお知らせした内容ですが、結局、ほぼ毎日更新して、当初の3倍ぐらいの分量になっています。一応、原発サイトは落ち着きをみせていますが、まだ、何が起こるか分かりませんので、その時はご参照ください。
あと、最近問題になっている海洋放射能汚染ですが、放射性物質が、その回りの物質をイオン化して電気伝導度を高める性質(空気中は効果が大きいですが、水中での効果は知りません)を利用して、汚染海域をリモートセンシング(飛行機や船)で大雑把に見積もる方法を模索中です。アイデアのある方はお知らせ下さい。
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