2017-3-5
山内正敏
快晴無風に長くなった日照で、マイナス10度でもそこまで寒くない3月を迎えています。
体操療養師による集中訓練の期間が3週間前に終わった後は、歩行訓練に精を出す予定でしたが、会議等で遅くならない日に限って風が強かったり新雪が酷かったり体調を崩したりで、結局のところ松葉杖で病院廊下を何度も往復する距離訓練を終末に行なう程度の歩行訓練で終わっています。往復170mを20往復〜22往復もするという退屈極まりないものですが、それを土日続けて行なうとさすがに効果が出るようで、先週はつい1ヶ月前に出した今季最高を2分半も更新し(今回は実質的に過去ベスト)、ピッチも79歩/分と、過去ベストを更新しています。2年前に記録を出し続けた時みたいに足首付け根に無理をさせないようにしての記録なので、実質的は大きな更新と言えるでしょう。
もっとも、病気前のランニングでもそうでしたが、びっくりするぐらいの記録が出るときというのは、風邪の引きかけであること(あるいは風邪からの復調直後)であることが多く、今回もその例に漏れず翌日から酷い悪寒となってしまい、そのため今週末は絶好の外出日和にもかかわらず自宅で静養しています。風邪が理由で好記録なのか、好記録で無理して風邪なのかは鶏と卵の議論という気がしますが、今回は主張や会議等でかなり忙しい日々が寒い日々にあった疲れが出たための風邪という自覚があるので、風邪が先という気がします。ともかくも、その風邪で絶好の天候の週末(しかも土日ともという珍しいケース)が潰れたのは間が悪いというしかありません。
歩行以外の方は余り変化がありません。プールは水位の高さと前日の訓練の強弱でその日の調子が違うので、長い目では未だに回復基調ですが、昔に比べると前日の訓練の疲れ(残っているという自覚がないにもかかわらず)が影響を与えるようになっています。これは年齢的に仕方ありません。一応、ストックホルム日帰り出張(現地介護のみ)なるものもありましたが、別に目新しくもなく、スムーズに終わっています。ちなみにこの出張では、新しく就航した午前10時過ぎ出発の飛行機を使いました。今までは、朝6時の飛行機(タクシーが4時45分に来る)以外に昼までにストックホルム空港に着く便がなかったので、体力的にもきついし、何より介護(遅くとも3時半に来る必要があった)が大変だったのですが、この問題が解消されているので、今後はもっと増えると思います。
回復以外では大きな変化があり、まず第一に介護が国から市に移管しました。それに伴って使用料(日本の介護保険のようなものだけど、全然安い)が必要になる筈ですが、金額までは確認していません。ちなみに、書類とか金のやりとりとかをするのは日本と同じく介護会社で、そこで必要となる、私や介護が記入しなければ月々の書類は、これも今までと同じものを流用するそうです。要するに今までと変わらないということで、それどころか、私が書き込まなければならない書類項目が減るようで、なんだか自然に引き継いでしまいました。結局のところ、介護関係で問題になるのは、以前と同じく介護の確保の方ようです。実は今週末も新しい人が入っています。
最後に無駄話です。
3月第1日曜日は、毎年
バサロペット90kmスキーレース
ですが、ここ10年近くは最後200mの直線で勝負のつく結果(要するに途中の85kmが全然退屈なレース)となっていて、今年は遂に4人同着の写真判定となりました。優勝は最後に追い込んだ人で、途中のペースがもう少しだけ早かったら脱落していただろうと本人が語っておりました。スキーワックスの技術が上がって、前の人にくっつくのが昔よりも楽になったためだろうと思います。長距離スキーレースが退屈な内容になったてきたのは世界選手権も同じで、今年も本日ありましたが、50kmレースのラスト2kmまで20人が塊になり、ワールドカップのトップを独走して誰もが「No1」と認めるノルウェー人が、5位に終わり代わりに超短距離(<2km)の得意なカナダ人が優勝しています。50kmレースは以前は30秒ごとの五月雨スタートで孤独との戦いでしたが、10年前に大きな変更があって、それ以来「ラスト5分だけを見れば十分」な競技に変わってしまっています(唯一の例外が4年前の単独で35kmを先行逃げ切りしたケース)。スキーファンとしては残念なことこのうえありません。