2016-9-4
山内正敏
8月は平年並みに涼しい初秋で、休暇中ほどではなくとも順調にリハビリ訓練しています。
松葉杖は、週末に限って強風のためにタイムこそ出ていませんが、強い風の中を1時間半以上も歩く抜くという、別の意味での成果を出して、バランス訓練として満足しています。そのお陰で、10週間ぶりに再開した階段訓練では長いギャップにも関わらず夏休み前とあまり変わらない感覚で昇降できました。
距離歩行の方は、アパートからアイスホテルの先までの17km半(下り200m)で3時間ジャストという上々のタイムで歩いています。あと、毎年8月末に坂の厳しい5km半コースで行なわれるレースで、平均風速10m/sの強風にも関わらず、3年ぶりにタイムを更新しました。と言っても、ここ3年のタイムは4回とも1時間11〜12分の間で、事実上、全く同じと言えるでしょう。いずれの歩行でも終始ピッチに気をつけたのが良かったのかも知れません(気を抜くと最近はすぐにピッチがおちる)。
先週はプールも10週間ぶりに再開しました。さすがにこのギャップは長過ぎて、いくつかのメニュー(立ち上がるとか、明腰を持ち上げるとか)で成功率が落ち、しかも数日筋肉痛が残るほどでしたが、これは毎年のことなので、夏前の状態に戻るのに1ヶ月はかかるだろうと諦めています。プールの夏休みは年々長くなるので、来年は病院以外に訓練できる場所を探す必要があるかも知れません。
そんな具合で、非常に僅かですが、今年もベストを更新できて、満足行く夏だったと思います。
さて、今秋から病院のリハビリ方針が変わるようで、私のような長期利用者は、2ヶ月ほど集中的に時間を組み、次の2ヶ月を自主訓練に任せるという形に変わるそうです。リハビリにしろ練習にしろ、メリハリをつけるのは良いことですが、私の場合は、自主訓練の量が元々多いので、あまり関係無さそうです。
仕事の方は、10月5日締め切りの大きな申請書の準備で2年前の冬並みに忙しくなりつつあり(次回のレポートはそのあとになります)、来週後半はそれがらみの会議でパリに行きます。昨年同時期(テロの前)にも行っているので、雰囲気がどう変わっているのか、それとも変わっていないのか、興味のあるところです。
最後に無駄話です。
昨年、新道開設に伴って閉鎖された国道ですが(リハビリ155)、陸橋が2ヶ月後に取り壊されて通れなくなったと思っていたら、この夏に、元陸橋の下の、以前鉄道が走っていた場所を埋めて、砂利道の上ながら歩けるようになっていました。つまり、車止めから始めの300mだけ砂利道を歩けば、その後は車の全く通らない旧国道を片道3キロ歩けるようになったわけで、ある意味、理想的なコースです。
で、困るのが犬の糞です。こんなに素晴らしい散歩コースは犬にももってこいで、砂利道にはあちこちに犬の糞があります。特に多いのがアスファルトから砂利に変わる所で、アスファルトが終わった瞬間に犬が便意を催すことが良く分かりました。来年夏には歩行器を無事に通せる場所が無くなるのではないかと心配しています。なので、細くて良いから、この300m砂利区間にアスファルトは欲しい所です。
あと、砂利区間は本当に砂利なので、ここにどのように植物か生えて来るのか興味のある所です。松が先か、白樺が先か、それともネコヤナギや雑草か。