Encode is "iso-2022-jp" or just "Japanese" (if the text is "moji-bake")

[リハビリ記録その134]     [ホーム]     [概略表]     [リハビリ記録その136]
============================================

リハビリ記録その135

2014-2-2
山内正敏

 1月後半は久々(もしかしたら15年ぶり)に長い寒波で、研究所ではマイナス30度以下(高台の市内でもマイナス20度で最低記録がマイナス29度)が2週間以上続き、他の期間も介護の風邪などでろくに長距離歩行訓練が出来ませんでしたが(それでも8キロ歩行を一回している)、代わりに室内訓練のほうで好調でした。

 特に良かったのが松葉杖で、距離歩行で1ヶ月に4度も記録更新しております。これは片道160m強の廊下(3往復え1キロ弱)を何度も往復するもので、距離歩行で1ヶ月に4度も更新したのは数年ぶりです。今や周回によっては時速3キロを達成していて、時速1キロを超えるのがやっとだった5年前(それでも発病7年後!)を凄いを感激していたのが信じられません。比較のため過去の記録をまとめると
2008〜2009冬:93分/5往復
2009〜2010冬:82分/7往復(重い靴)
2010〜2011冬:68分/8往復(重い靴)
2011〜2012冬:72分/10往復(重い靴)、
           66分/8往復(運動靴)
2012〜2013冬:69分/10往復(重い靴)、
           67分/9往復(運動靴)
2014年1月:66分/10往復(重い靴)、
        67分/10往復(運動靴)
という具合で、既に1月の段階で、一昨冬から昨冬に至る進展と同じぐらいの進展を昨冬比較で達成していることがわかります。あと、何年経っても回復が全然止まっていない事も伺われると思います。
 ちなみに自転車やプールも記録を更新していて、ストタイムだけでなく、シーズンで2番目、3番目に速いタイムで比較しても記録を更新しています。2月3月の反動が恐ろしいのですが、これほど調子がよかった原因を考えてみるに、寒すぎて外を歩けなかったから筋肉が持久力よりパワーに特化したのかも知れません。このあたり、どのように年間の訓練を変化させていくかは、今後のスポーツ医学/リハビリ医学の課題だと思います。
 介護の方は、臨時のバックアップの人数が増えて、1年前よりは余裕がありますが、それでもきついやりくりであることには変わりなく、実際、介護の風邪で研究所のセミナーに出られなかった事がありました。鉱山景気が続く限り、こういうものだと観念するしかないようです。 困った事と言えばもう一つ、一時期、収まったいた尿結石がここ1年ほど増えていて、尿管が詰まりやすくなっています。原因は不明で、もしかしたら年齢的なものがあるのかも知れません。そんなわけで、昨年までは冬場は2ヶ月交換しなくて良かったカテーテルを今年は毎月交換しています。まあ、交換すれば済む話なので深刻ではないのですが、不便は不便です。

 最後に無駄話です。
 キルナ市では、5年前に火事で失った小中学校( リハビリ記録75 )を、同じ地区のもう一つの小中学校(こちらでは9学年分同じ建物の事がある)に統合すべく、新校舎が1年半かけて建てられましたが、落成から1年前を経て、カビが生えて衛生上使えなくなり、大きく改造しなければならなくなりました。乾燥したキルナ市でかびが生えるのですから、換気と斬熱材に問題があったと思われますが、原因はともかく、今は児童・生徒は行き先の確保が急務です。というのも、校舎建設中に使われた臨時のプレハブ校舎も夏に解体してしまい、他の古い学校も売却されたりオフィスに作り替えたりされているからです。
 そこで、学校から6キロ離れた研究所の建物(その一部を占めるリーリオ工科大学のキルナ分校の3〜4階)に明日から向う10週間間借りすることになりました。その間にプレハブ校舎を建てるそうです。計画では2学年(6年生と7年生)160人を40人ずつに分け、ローテーションで120人だけ(講義室3つ分)が訪れ、残りは学校の使える教室に残るそうで、一端学校に集まった児童をバスで研究所に運ぶのだそうです。面白いのは、昼休みに本来の学校(体育館も校庭もある)で遊べる様にバスで送り迎えすることで、大学の間借りは不思議ではありませんが、遊ぶことまで考えている所にスウェーデンを感じてしまいました。
 ともあれ、今は研究所も大学も子供に荒らされるのではないかと戦々恐々していて、私は身障者用トイレが荒らされるのを恐れています。どうなるかは蓋を開けてみなければわかりませんが。

============================================
   []