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リハビリ記録その140

2014-6-29
山内正敏

 5月末から6月冒頭にかけて、夏日ともいえる20度超の日が1週間以上もあったとおもえば、夏至前後の2週間、3〜4月並みの寒気寒風で37年ぶりの夏至積雪となったりで、メリハリのある1ヶ月でした。暖波のあとの寒波で前半には落雷もありました。昨年の落雷で100万円超の磁力計が壊れた経験のある担当者としては、落雷だけは勘弁願いたいところです。

 6月頭の好天だった週は、元々休暇を入れていたので、これ幸いと、普段行けない場所で20km超の長距離歩行をしてきました。そこはバスの終点から宇宙基地(ロケット発射場と気球打ち上げ場と人工衛星コントロールセンターがある)に向かう道で、宇宙基地と数件のトナカイ農家以外に何もなく(何もないから宇宙基地が出来た)、道路の質の割に車が全然走らない穴場で自転車の連中がよく訓練に使っている場所です。しかし、いかんせん、秋〜初夏の学期中は1日7本バスが走るのに、学校が夏休みの10週間ほどは1日2本だけで、しかも終点が6キロも繰り上がるので、夏休みに行けずじまいだったところです。
 5月後半のハーフマラソンが、歩行器の問題で記録更新とならなかったこともあって、そのリベンジみたいな気分ありましたが、それ以前に車がなく景色の良い上質のアルファルト道は気持良く、前半は坂道だったこともあって遠足気分で歩きましたが、そのお陰か、あるいは一番の問題点だった歩行器の握り部を直したお陰か(他にも問題は残っているけど)、ハーフマラソンの時と違って後半のベースが上がり、結局20km(道路にマークがあった)を昼食8〜9分込み3時間46分で歩いております。ハーフマラソンより若干遅いタイムですが、前半の遠足気分を考慮すればハーフマラソン時より遥かに速く、何よりも昼食後の8キロを82分(時速6キロ弱)で歩き抜けたので、十分に満足しています。長距離歩行は他にも10キロ程度も何度か歩いていて、一応、昨年夏のベスト並みのタイムを出しています(とはいえ、どうしても古い歩行器より5%ほど余分に時間がかかりますが)。
 松葉杖の方も順調で、陸上競技トラックで計ると500mが9分20秒と2年前より2割近く速く、歩行器でのベストの4割の速度で歩いています。この日は毎年恒例の体操療養師との競争で、今年は500m対2100m(400mトラック1周x5周に100mずつ加えた)で、残念ながら485mで抜かれたましたが、2年前に400mで抜かれた事を思えば大きな進歩です。もっとも道路でのベストタイムは砂利とかの問題があって(年々滑り止めの砂利の掃除が下手になっている)まだ更新しておりませんが。
 そんな感じで、ゆっくりながらも回復が続いている訳ですが、そういう慢性的な回復期は、専門家が何かをどうこうすることが出来ません。それで、もしかすると体操療養師の時間(月2回)が廃止されるかも知れません。こちらとしては、階段訓練等、介護では十分にサポート出来ないし(4年前から勤めているフルタイムの人は良いのだけど、毎年変更するハーフタイムの人だとバランスを崩した時に対応出来ない)、そもそもそういうのが介護の仕事でもないので、余り有り難くないのですが、病院の予算が年々削られている(政府が減税を押し進めたしわ寄せ)ので余り我が儘もいえず、今後どうなるかは分かりません。
 介護と言えば、7月6日〜12日のロンドン出張(病気後初)を現地介護のみで済ませる予定になっています。1年前のルール変更で欧州に住んでいる人にしか介護を頼めなくなったのですが、逆に言えば、欧州内はOKなのでイギリスも問題ありません。但し、実際にこれをやるのは言葉とアレンジと同行者の有無の関係で、数年前のヘルシンキ郊外のホテル缶詰め会議以来2度目です。ヘルシンキの時と違って今回は大都会なので、若干の不安はありますが、まあどうにかなるでしょう。

 最後に例によって無駄話です。
 冒頭にも書きましたが、6月19日〜20日にかけてと20日〜21日にかけて積雪( 写真気温データ )がありました。
 気象研究所に問い合わせたところ、キルナ市の6月の平均降雪日数(積雪ではない)は2日で、全く有り得ないでもない話ですが、それでも夏至の積雪は特別で、正式記録では37年ぶりだそうです。全国紙によれば37年前の夏至の雪はキルナでなくヨックモックだったそうですが、年配のキルナ住民複数に聞くと、37年前は今年よりも寒くて雪も積もったらしく、あと、32年前に夏至に雪が降った記憶があるそうで、そちらはおそらく20年前の6月16日の積雪と同じく、積もり切るまえに融ける「みぞれ」だったのではないかと思います。
 そんな訳で夏至祭の週末は全然お祭り天気ではなかったのですが、珍しさがまさって文句を言う者は一人もおりませんでした。

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